音楽の父、バッハの上質なサウンドで、心洗われるひと時を。
ドイツのバッハは、西洋音楽の基礎を確立させた人であり、バロック音楽の最後の巨匠ともいわれます。
バロックは、現代のロックやジャズにも通じるものがあり、特にこのクラヴィア曲集ほど広く親しまれ、
演奏され、研究されてきたものはないといえるでしょう。
これを約4年の月日をかけて、分析・演奏した『平均律クラヴィア曲集 分析・演奏』は、
バッハを学びたい方にとって、貴重で価値あるワン・セットです。
バッハ平均律クラヴィア曲集 第1巻、第2巻。
総てのプレリュードとフーガ48曲を研究分析し、2冊の解説書と4枚のCDに収録。
「音楽の父・バッハ」の、音楽史上もっとも重要な作品群のひとつといわれる「平均律クラヴィア曲集」
これを約4年の月日をかけて、分析・演奏した『平均律クラヴィア曲集 分析・演奏』は、
これから音楽家を目指す方も、すでにプロフェッショナルの方にも、おすすめです。
【著書について】
○制作 坂弘子バッハプロジェクト
(代表者: 坂弘子/蛭多 令子/大山秀子/角方よしこ/柏木玲子/ 田中孝佳/平井正志/藤原嘉文)
作曲家として偉大な功績を持つ故・矢代秋雄、その教えを継いだ坂弘子と門下生が、
これまでの集大成として、約4年の月日を費やしてまとめあげた。
○坂 弘子(さか ひろこ)
ヤマハの音楽指導者として、
藤倉大(在ロンドン 尾高賞受賞。世界的な若手現代音楽作曲家)
朝川朋之(作・編曲家、ハーピスト、ピアニスト)
西村由紀江(ピアニスト)、松下奈緒(ピアニスト、女優)など、
多岐の分野に亘って多くの優秀な人材を輩出している。
○演奏:蛭多 令子(えびすだ れいこ)
ピアニスト。東京芸術大学博士号を取得。邦人作品の演奏家として第一人者。
現在埼玉大学教授。
【内容】
○CD1
バッハ平均律クラヴィア曲集1-1
ハ長調からヘ短調までの前奏曲とフーガ(58分06秒)
○CD2
バッハ平均律クラヴィア曲集1-2
嬰へ長調からロ短調までの前奏曲とフーガ(65分26秒)
○CD3
バッハ平均律クラヴィア曲集2-1
ハ長調からヘ短調までの前奏曲とフーガ(65分40秒)
○CD4
バッハ平均律クラヴィア曲集2-2
嬰へ長調からロ短調までの前奏曲とフーガ(69分36秒)
(各CDのインデックス上は、24曲ずつ、合計96曲)
○第1巻 186P:215×303×13mm
○第1巻分析図 40P:182×257mm
○第2巻 208P:215×303×13mm
○第2巻分析図 32P:182×257mm
○FUGA NAVI 1枚 :210×297mm
【 ピアノ音楽誌「ショパン」2013年9月号・11月号でも
『バッハ平均律クラヴィア曲集』が紹介されています! 】
小林 仁(ピアニスト )先生の言葉 (月刊「CHOPIN」2013年11月号より)
「バッハの《平均律クラヴィア曲集》の研究書、もしくは手引書はこれまで数多く出されてきたが、
CD付きで手引書が出されるのはめずらしい。当然のことながら、いろいろと違う解釈の多い
この曲集で、解説と実際の演奏に齟齬(そご)があっては意味がないので、これは、
坂弘子と蛭多令子、またその仲間による共同作業らしい、お互い意見を充分交わしあった上で
作られたものだろうと思われる。
坂弘子は日本を代表する作曲家のひとりである故矢代秋雄に私淑し、多くの影響を受けた。
ピアニスト、もしくはピアノの教師が作曲家と意見を交わす、という事は日本では割に少ないようである。
この著作ではタイトルが『分析・演奏』となっているように、“分析”ももちろんあるのだが、
実際にピアノで演奏をするに当たっての手引書的な面が大きい。
矢代秋雄の『平均律』のものの見方は独特であり、私も多く影響を受けた。
坂弘子が矢代から受けた影響はおそらく私以上に強烈なものであったらしい。
各曲の解説の頭に掲げられた『矢代先生の忘れられない一言』に見られるように、
それぞれの曲の特徴が“矢代秋雄”という人を通じてのものの見方が端的に示されている。
各フーガがよく見通せるようにフーガの構造を示したものが別冊になっているのは
曲を理解する上で学習者にとって貴重な資料となろう。
フーガの分析など誰がやったってたいして変わらない、という意見もあるが、
少し複雑なものになるとそうもいかなくて、やはり何か指針となるものが必要となる。
この著書の中では、分析の仕方に始まり、実際の演奏に関わる具体的に学習者が
知りたい、と思うポイントが要領良く書かれている。
もちろん、実際の演奏に当たってはさまざまな違った意見、解釈があることにもふれながら、
最終的には基本的なものの見方はきちんと押さえてある。
蛭多の演奏は奇をてらったところは少しもなく、ごく自然なテンポと、ピアノ音楽として
解釈の深さを示しているから、お手本とするにはまず間違いのない演奏である。」
【 多数の大学で、『バッハ平均律クラヴィア曲集』をご導入いただいています。 】
・上野学園 図書館
・大阪教育大学 附属図書館
・鹿児島大学 附属図書館
・昭和音楽大学
・東京芸術大学
・東京文化会館 音楽資料室
・同志社女子大学 京田辺図書館
・山梨大学大学院 他
商品の詳細やサンプルを、以下の資料でご覧頂けます。
同じ内容のものを、紙資料としてお送りすることもできます。
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