今年(2013年)新たに始動を始めた孤高のアーティスト、茅野律子のデビュー作!
アレンジャーに、黒石ひとみ、石黒彰、佐藤拓馬と豪華です。
今年(2013年)新たに始動を始めた孤高のアーティスト、茅野律子のデビュー作!
アレンジャーに、黒石ひとみ、石黒彰、佐藤拓馬と豪華なメンバー。
全8曲
作詞・作曲・Vocal・プロデュース
by 茅野律子
*楽曲タイアップ*
インデペンデント映画(TSN制作)「海・・・」の挿入歌
「WHAT CAN I DO? 」収録!
【茅野律子自身による楽曲コメント】
1.VERMILION
アルバムの開幕は、まるでサウンドトラックのようなストリングスです。
タイトルのバーミリオンとは朱色のこと。この曲は21才の頃に書いたもので、当時の私は、
大人っぽい深みのある“RED”ではなく、この“VERMILION”が好きでした。
2.Dance Dance Dance
アイリッシュホイッスルの憂いを含む音色で始まりますが、徐々に
パーカッション等が加わり、踊り続けるようにエキサイトします。
3.MONO-LOGUE
ロートレックは、私が好きな画家の一人です。この曲では、他人には見せない顔や本音
のような
独り言を引き出してみたかった。「本当の自分」って、探して見つけるものなのでしょうか、
それとも、自分で決めてしまうものなのでしょうか。
4.ナビゲーター
強い雨に身動きがとれなくなった彼と彼女。それは将来への暗示でもあります。
互いをナビゲートし合える関係が理想だと思うのです。
5.WHAT CAN I DO?
エレクトリックなサウンドにちりばめられた音が、焦燥感を掻き立てます。
自転車を漕いでいるみたいで、止まるわけにはいかないと思いこんでいませんか?
6.TYPHOON WILL COME
軽いレゲエのリズムが心地よい。何かの予感にドキドキしながら、
「早く暴風雨圏内にはいらないかなあ」と、待ち望んでいるのです。
7.PLAY ON THE PLANET
無限な“PLANET”の間を、私達は右往左往させられていると感じる時があります。
そして、もしも人生に勝ち敗けがあるのだとしたら、
何かを強く信じて日和見主義にならないスタンスを貫くことこそ“勝利”なのではないかなと。
8.AIR
ケルティックなビートとバグパイプのリフ、ここに至るまでの各曲で見せた表情を
集結したようなエモーショナルなフィナーレ。
詞に登場する天井のファンは、実際私の部屋ではオールシーズン回りっぱなしです。
【茅野 律子 Profile】
愛知県出身。6月8日生まれ。誕生日による性格分析によると、この日生まれは
『孤高の人』と記されている。生まれ日のせいか、幼少より一人遊びが得意だった。
幼稚園では遊戯室のピアノ音に魅了され、何時間でも鍵盤の前で格闘していた。
その姿を見ていた先生の薦めもあり、ピアノレッスンを始めたのが4才のとき。
以来、クラシック・唱歌・歌謡曲と耳にする音楽は何でも弾いてきた。
小学校では、日記の代わりに、毎日、詩を記すようになる。
やがて、奏でる音と言葉に、自らを投影する事が日常となった。
(彼女がこの頃読んだ本は、三島由紀夫、サガン、村上龍、パール・バックなど。)
高校時代にはオリジナルを書きため、デモ・テープを制作。大手レコードよりオファーを受けるが、
システム化された録音制作に納得できず、積極的な活動を断念。
その後、画廊勤めやOL生活を経験するが、飽きたらず、自身の原点に立ち戻ったとき、
そこには、呼吸するように創作し続けた楽曲があった。
長年の会社勤めに突然のピリオドを家、翌年よりCD制作に入る。1年半の歳月の後、第1弾アルバムが完成。
紆余曲折してのデビューは、やさしさも痛みも知る、今の時代に期待される大人のアーティストの条件だ。
時に凛と、時に揺さぶりかける声の存在感。ストレートな声質を活かすべく、ロングトーンを多用した
小細工なしのメロディ。「特別な何か」を求めなくとも、日常の何気ない営みの中にこそ、
幸福も浪漫も絶望もあることを教えてくれる詞世界。
『孤高の人』故の、妥協を許さない鋭い洞察力と強い感受性、そして豊かな想像力を放つ茅野律子。
本作品は、そんな彼女の確かな第一歩である。